高崎市に根ざしたアート活動

アートのまち高崎市で、アーティストインレジデンスや「アートプロジェクト高崎」に携わり、アーティストの発掘やコーディネート、制作施設の提供など様々な形でアーティストをサポートしている。
事業者

株式会社原人社

開発予算規模

アーティストインレジデンス施設「THE DOCK」
アーティストインレジデンス施設「THE DOCK」
アートプロジェクト高崎2024作品
立体駐車場「アートパーク高崎東」の壁画
立体駐車場「アートパーク高崎東」の北側壁画

ストーリー

高崎市は、音楽の街として有名でしたが、近年では、アートの街としても広まってきたそうです。そんな街で原人社は、アーティストインレジデンスや「アートプロジェクト高崎」のサポートといった活動をしています。

原人社は、総合建設業を行っている竹中組の所有する、高崎駅前のアーティストインレジデンス施設「THE DOCK」の運営を委託されています。これまで、高崎アートプロジェクトに参加する壁画アーティストの制作活動や、商業施設前の広場で行われるイベントに出演するパフォーマーの楽屋として、年間約5名に活用されてきました。今後も多様な方々に使ってもらうべく、広報していきたいとのことです。

「アートプロジェクト高崎」は、高崎アートインキュベーション推進会議が毎年開催している、高崎駅周辺の至る所で現代アートに触れられるイベントです。原人社は、アーティストの発掘や参加交渉を含むコーディネートを行なっています。群馬県のアーティストを中心に依頼していますが、他地域の方に制作を依頼する場合もあり、フランキー・スィーヒー氏のような海外でも活躍するアーティストによって描かれた壁画もあります。

しかし、県外からのアーティストを呼ぶ場合は、経費がかさむ、アーティストが要求する報酬と合わないなど、高崎市の予算では実現が難しくなってしまうことがあります。さらに、市の補助金によって制作できたとしても、建物(壁)の所有者が変わると、せっかく描かれた壁画を消されてしまう場合もありました。

現在、原人社は、施工のサポートをする場合などに収益を得られる体制ですが、アーティストの力になりたいという思いで活動を続けており、今後はパンフレットなどを制作し、さらに活動を活発化させていきたいと考えています。

効果